2015年10月02日更新
「まち」を「つくる」:COMICHI石巻 ー災害後のまちづくりを考える
被災、という言葉と、復興という言葉。防災ということを考えるにあたって、直後の災害対応について考えるだけでなく、より長い時間軸、人や街や共同体が新しい姿を模索していくことを中長期的な視点で捉えることは、このユレッジというプ…
2013年04月09日
我が国日本は、その立地風土から、歴史的に多くの自然災害に見舞われてきました。そのような経験の中でも、3.11の災害は、日本が世界でリーダーシップを発揮してきた技術文明の、光と影を強く感じさせたという意味で、特筆すべき出来事として後世に語り継がれるでしょう。一つには、日本が経験したことのない大規模な原子力発電所事故を併発したという事実です。もう一方では、広く普及したインターネットおよびモバイル/ユビキタス技術が、災害への対応に広く用いられたということ。我々は今や、自然災害と対峙するだけでなく、自らが生み出してきたテクノロジーというもう一匹の猛獣をも飼いならすことなしには、今後の世界を生き抜いていくことのできないティッピング・ポイントに立たされています。
筆者は、ITを中心とする先進的なテクノロジーを、利用する人間、およびその先に広がる社会と調和させるデザインの実現に取り組んできました。その中で、3.11への対応を含め、自然環境と人間の文明が調和するためのテクノロジーの活用事例に多く触れています。筆者が防災の専門家でもないこともあり、いわゆる防災の範疇に留まらず、それらの事例を幅広く紹介するとともに、この地球という星で人類が今後もサヴァイヴしていくために、テクノロジーをどのようにデザインすればよいか。その可能性として、環境のことを知る/知識を共有する/情報を体感する/行動を変える/人の絆を作る、という5つの視点でまとめます。
惑星科学者の松井孝典らが論じるように、人間の文明は産業革命によって手にした駆動力を境に自然圏との調和から離れてきました。産業革命が生み出した近代の社会において、自然は克服すべき対象とみなされ、人間の生活に適合するよう環境の改造が進められてきました。その結果、ついに人類の過半数が都市生活者となるに至ります。近代の技術というのは、このように駆動および操作の技術だったのです。一方で、今日の社会を特徴付ける技術の代表は、インターネットおよびその周辺の情報通信技術です。特にワイヤレス通信技術の発達は、インフラの充実した都市部に留まらず、あらゆる場所を接続するユビキタスなネットワークを実現しています。その末端のノードが環境情報のセンシングを行えば、従来は不可能だった範囲/密度/頻度で環境情報を計測し、その振る舞いをモデル化できるようになります。いわゆるセンサー・ネットワーク技術です。このようなセンサー・ネットワーク技術は、地球の振る舞いに耳を傾けるための技術と言えるでしょう。
センサー・ネットワークの活用アイデアとして、自動車のワイパーの動作状況を収集することで降雨情報として用いるというアイデアが村井らによって提案されています。また、このようなセンサーネットワークをいかに構築するかという点について、インターネットのインフラが非中心的に集合的に構築されたのと同様です。ボトムアップに構築するセンソノミーという概念が暦本らによって提案されています。センソノミーの具体例として、暦本らによるPlace Engineの事例が挙げられます。これは、公衆アクセス可能な状態になっている無線LANアクセスポイントの接続情報と、GPSによって測位した位置情報を対応付けることで、位置情報測位のインフラとして用いる技術です。
これらの取り組みに共通しているのが、個々人がそれぞれの便益のために構築したミクロなインフラの情報を、ネットワークを通じて収集し意味付けることで、マクロな環境についての知識を得ることができるということです。
前節で述べたようなセンサーネットワークで収集した情報について、それをいかにデータベース化し、アクセス可能にする、という課題があります。
これまで環境データを多く収集し、保持してきたのは、政府機関およびその周辺の研究機関でした。政府機関の持つ各種のデータは、民主主義国であれば本来国民一般の資産です。これまでも文献や、限られたアクセス権のデータベースといった形ではデータの公開が行われてきました。が、今日のWeb技術を用いれば、多くのデータを安価に、他のシステムで再利用可能な形で提供することが可能になっています。このような背景から、政府機関の持つデータをWebの標準に準拠してアクセス/利用可能とするガバメント2.0が、アメリカのティム・オライリーらによって提唱されました。現オバマ政権はこの呼びかけに呼応し、オープン・ガバメント・イニシアチブを立ち上げ、29の主要な政府機関(国防総省などを含む)が2012年10月時点で4,767個のデータセットを公開しています。日本でも、規模は米国に及びませんが、オープンガバメントラボというサイトが立ち上がり、データのオープン化とその活用に関する検討が開始されています。ガバメント2.0では、透明性/参加/恊働の3点を原則としており、これは環境データ共有のプラットフォームにおいてもそもまま適用可能です。
一方、データ収集の担い手は、政府機関などだけではありません。安価なハードウェア装置と、正しい科学的知識を共有することさえできれば、一般の市民の力を結集して、大規模で有用な環境データベースの構築が可能です。その実例として、3.11後に日本に在住する外国人エンジニアらのグループが中心となって活動しているSafecastの事例を紹介します。福島第一原発事故直後から、Safecastのグループは自らの自動車で現地入りし、放射線量の計測を始めました。その活動は次第に世界中の大学や企業の賛同を得、安価に製造可能な線量計の設計と設計情報の公開なども行っています。Safecastは2012年7月の段階で300以上の定点観測器、100以上のボランティアの計測により、350万データポイントに上る世界最大の放射線量計測データベースを作り上げています。これらのデータは、オンラインのマップシステム、およびWeb APIを通じて広く一般に公開されており、放射能汚染の状況について最も充実した情報源を作り上げることに成功しています。Safecastのように、従来の研究機関やアカデミズムとは直接関わりのない一般の市民が科学的な活動に関わるという動きは、知識と技術の伝達が従来の論文などのフォーマットを超えてインターネットを通じて可能となってきたことで後押しされてきました。このような動きを総称してシチズン・サイエンス(市民科学)と呼ばれており、今後より幅広い担い手が科学の発達を推進できるようになることが期待できます。
このような手法により情報を収集して得た知識を、いかにして生活者が理解できる形にして提示するか、という課題があります。
先駆的な取り組みとして、竹村らによるセンソリウムの事例を挙げます。これは地球規模の事象の計測データを人間が知覚可能なメディアとしてデザインするという試みであり、例えば広域の気温の差異を、ペルチェ素子を用いた温度の調節と衛星画像を組み合わせて表現したBeWare、世界中で起こった大規模な地震を地球上に泡のアニメーションとしてあたかも地球の呼吸のように表現したBreathingEarthなどの試みが行われてきました。竹村らはその後より汎用的な地球情報の提示システムとして触れる地球というインタラクティブなデジタル地球儀の開発を行いました。
環境データの可視化に用いることのできる有望な手法として、目に見える現実の風景に、対応した情報を重畳して表示するAR(拡張現実)技術があります。AR技術を大規模に実用化した例として、筆者らが開発に関わったスマートフォンアプリのセカイカメラがあります。3.11後の東北地方において、ヤフー株式会社が、東日本大震災において失われた町並みや風景の写真を保存する東日本大震災写真保存プロジェクトを実施し、1万8000点以上の写真を集めました。そのデータを、セカイカメラを通して被災後の風景に重ね合わせて提示することで、復興への意欲を高めたり、震災の記憶を風化させないようにするという試みが行われました。災害時のAR技術の応用としては、他にも避難経路の提示や、津波の危険地域の提示など、様々な応用が考えられます。
これらの事例が示すように、人が実感を得るには大規模すぎる環境データを、メディア技術を用いて適切にデザインして、わかりやすく提示することができるのです。
上記のような情報提供を通じて、知識を得るだけではなく、最終的に人の行動が変わることが重要である。メディアを通して人の行動を変えるために、ビデオゲームのデザイン手法をシリアスな目的に応用するゲーミフィケーションという概念が広く用いられつつあります。特に、原発の停止に伴う節電において、興味深いゲーミフィケーションの事例が複数見られました。
まずは、GLOCOMの井上明人によって開発・運用がなされた、Twitter上の節電ゲームである#denkimeterが挙げられます。#denkimeterは、読んで字のごとく家の電気メーターの消費電力の値を戦闘力の値として用い、節電をすればするほどゲーム内での戦闘力が高くなるという設計がなされているゲームです。ピーク時には1万人程度が参加していた。節電という切実でシリアスな活動を、ゲームというエンターテイメントとして実行できるという、大変興味深い事例です。
また、同じくTwitterで節電を促進するために、ヤシマ作戦という運動が行われました。これは、新世紀エヴァンゲリオンというアニメの劇中で実施された、大型戦闘兵器のために都市の電力を止めて利用するという作戦をなぞったものであり、アニメファンを中心に盛り上がりを見せました。
ゲームのように、ファンタジーの世界観や設定を用いたり、行為をゲーム化することで、人の行動を変えるゲーミフィケーションのデザインが、このように災害への対応でも用いられています。
防災および被災時の対応のために、これまで述べてきたような様々なテクノロジーを活用する可能性を述べてきました。が、やはり現実の災害への対応においては、人と人との絆とコミュニケーションが重要なのは改めて述べるまでもありません。
筆者自信の3.11の経験から、そのように強く感じます。被災時、筆者は成田空港にいました。飛行機はもちろんのこと、自動車および鉄道交通も普通となり、成田空港は陸の孤島となり、筆者らは一晩を成田空港で過ごさざるを得なくなりました。その際に、携帯電話での通話はできなかったものの、インターネット通信は可能であり、Twitterなどを用いて家族や友人と連絡を取り合うことができました。また、その連絡を通じて近隣のホテルに滞在することが可能となり、成田空港では最低限しかなかった食事を摂ることもできましたた。あらためてインターネットという通信網の強力さを感じました。
3.11後すぐに、被災地への物資支援を促進するためのtodoke.orgというサイトが有志の技術者によって構築されました。これは、サイト上にリストアップされた支援品目のうち、被災者が実際にニーズが高い物資を投票し、物資を提供できる企業がニーズの高い物資を送付する、という仕組みです。時に物資の支援などは送る側の独りよがりになりがちであり、インターネットを用いることでこのようなミスマッチを避けることができます。
また、やはり震災後すぐに、prayforjapan.jpというサイトが立ち上がりました。これは、Twitterにおいて#prayforjapanというハッシュタグを用いた投稿を行うことで、世界中からの日本の被災者へのメッセージを集めるというサイトです。サイト公開から24時間の内に数十万のメッセージが投稿されました。
これらの事例が示すように、被災時の対応において、あるいは平時のコミュニケーションにおいても、インターネットに代表されるコミュニケーションテクノロジーを用いて人と人との絆をより深めることができます。
近代の技術文明が目指してきたのは、自然を制御し、その脅威を克服することだったといえます。大きな津波を止めるための防波堤、より大きな駆動力を得るための原子力エネルギー。これらのテクノロジーは私達に多くの便益をもたらしてきました。一方で、3.11の災害が私達に教えるのは、私達の自然を制御する能力にはまだまだ限界があり、そうしたテクノロジー一辺倒では生活に対する脅威を克服することはできないということです。
筆者は、ここに、デザインの役割があると考えます。津波碑に象徴されるような、津波の被害についての記憶を後世に伝えること。環境についての知識を収集し、一人一人が理解を深め、正しい知識を体感して学ぶこと。人々の行動を正しい方向へ変えること。いざという時にも活きる、人と人との絆を作ること。これらは、テクノロジーだけで成し遂げることができるものではなく、情報や学びやコミュニケーションのデザインによってこそ可能になるものです。
このように、20世紀までのような自然を制御するためのテクノロジーに加えて、自然についておよびテクノロジーそのものについてのデザインこそが、私達がこの21世紀という時代をサヴァイヴできる文明に必要とされているといえます。
2015年10月02日更新
被災、という言葉と、復興という言葉。防災ということを考えるにあたって、直後の災害対応について考えるだけでなく、より長い時間軸、人や街や共同体が新しい姿を模索していくことを中長期的な視点で捉えることは、このユレッジというプ…
2015年08月09日更新
2015年3月、仙台にて開催された国連防災世界会議でIT DARTのワークショップに参加してユレッジにてレポートしました。8月8日、一般社団法人情報支援レスキュー隊(IT DART)が創立され、その総会とワークショップが…
2015年03月10日更新
「レジリエンス」。自己回復力などとも訳されます。このことはこの1年のユレッジのサブテーマでもありました。1年以上前にこの言葉を最初に僕に教えてくださったのが、統計数理研究所副所長・教授の丸山宏さんでした。2015年3月1…
2015年01月25日更新
「復興は進んでいますか?」そういう質問をたまに耳にすることがあります。石巻復興支援ネットワーク 理事の渡部 慶太さんに寄稿いただきました。2011年以前と以降で東日本大震災は社会起業と呼ばれていた世界にどう影響を及ぼした…
2014年06月04日更新
震災から3年余りを過ぎて、ITと防災の分野で、ここまで行われてきたことを振り返って俯瞰し、これからの取り組みの見通しが効くようにしたい、それがHack for Japanの高橋憲一さんへのお願いでした。テクノロジーの未来…
2014年05月22日更新
今回のテーマは「プロダクトデザイン×防災」ということで、フィリピンのボホール島で青年海外協力隊として活躍する徳島泰さんにスカイプでインタビューしました。国は違えど共通で浮かび上がる災害時の課題。防災において、プロダクトデ…
2014年04月06日更新
東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻博士課程後期1年の鈴木さちさんにRAW(リスク&アーキテクチャー・ワークショップ) 石巻をレポートいただきました。イベント・レポートのみならず、そこに至るまでの経緯も含めて、丁寧に…
2013年12月20日更新
公益社団法人助けあいジャパン 代表理事の野田 祐機さんに寄稿いただきました。全国47都道府県から2,000人もの学生を東北へ連れて行く「きっかけバス」。復興や防災を自分ごとにするための助けあいジャパンのプロジェクトです。…
2013年11月15日更新
東京大学アイソトープ総合センターセンター長 / 東京大学先端科学技術研究センター教授の児玉龍彦さんに、ユレッジでインタビューして来ました。近著、『放射能は取り除ける 本当に役立つ除染の科学』の内容を踏まえ、南相馬市を中心…
2013年10月30日更新
株式会社オンデザインパートナーズ、一般社団法人ISHINOMAKI 2.0理事の小泉瑛一さんは、震災直後から東日本大震災の被災地、宮城県石巻市に入り、ほぼ常駐に近い形で、現地の方々をはじめとした様々な方々と一緒になってま…
2013年09月21日更新
2013年07月10日更新
2015年03月10日更新
「レジリエンス」。自己回復力などとも訳されます。このことはこの1年のユレッジのサブテーマでもありました。1年以上前にこの言葉を最初に僕に教えてくださったのが、統計数理研究所副所長・教授の丸山宏さんでした。2015年3月1…
2015年03月07日更新
誰しもが一度は「アウトドアって防災に役立つのでは?」と考えたことあるのではないでしょうか。アウトドアプロデューサー、ネイチャーインタープリターの長谷部 雅一さんにうかがったお話は、アウトドアの経験が防災に役立つ、という話…
2015年01月25日更新
「復興は進んでいますか?」そういう質問をたまに耳にすることがあります。石巻復興支援ネットワーク 理事の渡部 慶太さんに寄稿いただきました。2011年以前と以降で東日本大震災は社会起業と呼ばれていた世界にどう影響を及ぼした…
2015年01月22日更新
今日、防災について考えるにあたって、欠かすことのできないものが「情報」です。編集者、ジャーナリストでNPO法人スタンバイ理事でもある江口晋太朗さんに、防災とジャーナリズムについて改めてお話をいただきたい、というのが今回の…
2014年12月05日更新
ユレッジでまだ食べることと防災のことについて扱っていないという時に、ご相談することにしたのがえと菜園代表取締役、NPO農スクール代表の小島希世子さんでした。著書『ホームレス農園: 命をつなぐ「農」を作る! 若き女性起業家…
2014年10月28日更新
私たちは、自分の街のことをどのくらい知っているでしょう?家と駅とコンビニを結ぶ導線以外の道を通ったことはありますか?駅とは反対側の道を歩くとどんな景色が広がっているのか知っていますか?そして、災害が起きた時、またもう一度…
2014年08月14日更新
僧侶の松下弓月さんに寄稿いただきました。ユレッジで、防災と心のケアについて、という難しいお願いに辛抱強く取り組んでいただきました。防災における仏教の役割を、現実的な解として、提示いただけたと思います。 こんにちは。僧侶の…
2014年06月04日更新
震災から3年余りを過ぎて、ITと防災の分野で、ここまで行われてきたことを振り返って俯瞰し、これからの取り組みの見通しが効くようにしたい、それがHack for Japanの高橋憲一さんへのお願いでした。テクノロジーの未来…
2014年05月22日更新
今回のテーマは「プロダクトデザイン×防災」ということで、フィリピンのボホール島で青年海外協力隊として活躍する徳島泰さんにスカイプでインタビューしました。国は違えど共通で浮かび上がる災害時の課題。防災において、プロダクトデ…
2014年04月06日更新
東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻博士課程後期1年の鈴木さちさんにRAW(リスク&アーキテクチャー・ワークショップ) 石巻をレポートいただきました。イベント・レポートのみならず、そこに至るまでの経緯も含めて、丁寧に…
2014年03月06日更新
災害ボランティアセンターをご存知でしょうか。ボランティア希望者とボランティア団体をつなぐ、NPO法人ボランティアインフォの北村 孝之さんにユレッジでインタビューしました。災害時、災害後、求められる中間支援がボランティアの…
2014年02月21日更新
2011年3月11日の東日本大震災、その後の原発事故。誰しも、とは言いませんが、一瞬「今、住んでいる場所を離れる」ことを考えた人は多いのではないでしょうか。ユレッジでは糸島シェアハウスに住む、暮らしかた冒険家、畠山千春さ…
2013年12月20日更新
公益社団法人助けあいジャパン 代表理事の野田 祐機さんに寄稿いただきました。全国47都道府県から2,000人もの学生を東北へ連れて行く「きっかけバス」。復興や防災を自分ごとにするための助けあいジャパンのプロジェクトです。…
2013年11月15日更新
東京大学アイソトープ総合センターセンター長 / 東京大学先端科学技術研究センター教授の児玉龍彦さんに、ユレッジでインタビューして来ました。近著、『放射能は取り除ける 本当に役立つ除染の科学』の内容を踏まえ、南相馬市を中心…
2013年10月30日更新
株式会社オンデザインパートナーズ、一般社団法人ISHINOMAKI 2.0理事の小泉瑛一さんは、震災直後から東日本大震災の被災地、宮城県石巻市に入り、ほぼ常駐に近い形で、現地の方々をはじめとした様々な方々と一緒になってま…
2013年08月25日更新
株式会社野村総合研究所ICT・メディア産業コンサルティング部の鈴木良介さんに寄稿いただきました。鈴木さんは『ビッグデータビジネスの時代 堅実にイノベーションを生み出すポスト・クラウドの戦略』のほか、ビッグデータに関する執…
2013年07月30日更新
ライターの三橋ゆか里さんは、日本のみならず、海外のWEBサービス、アプリ、スタートアップ事情にも精通しており、様々なメディアに執筆されています。ユレッジではテクノロジー企業やスタートアップが、災害時、また、防災に、どのよ…
2013年06月19日更新
和田裕介さんは、人気サイト「ボケて」を初めとした、様々なWebサービスを手がけるエンジニアです。和田さんには震災を受けて、自身が開発したWebサービスを振り返りながら、自分自身の経験と、これからWebサービスが防災に果た…
2013年05月29日更新
渡邉享子さんは、研究者でありながら、東日本大震災以降、ISHINOMAKI2.0のメンバーとして、石巻に居住しながら実践的なまちづくりに取り組んでおられます。その石巻での活動を踏まえ、社会(コミュニティ)と環境のデザイン…
2013年04月30日更新
ジャーナリストの松村 太郎さんは、現在、アメリカ西海岸を中心に活躍されています。ユレッジには今年3月、被災地を取材したことを下地に、震災の記録と記憶の情報化について、またそこにある「学び」についての示唆をいただきました。…
2013年04月09日更新
フリービット株式会社 戦略デザインセンター デザイナーの児玉 哲彦さんは、自社において、製品開発やブランド醸成、プロジェクトマネージメントなど様々な領域で、デザインをどう実際のアクション・プランに落とし込んでいくか、デザ…
2013年04月09日更新
ユレッジは、日本の「揺れやすさ」と地震防災を考えるサイトです。 ユレッジは: 揺れの「ナレッジ」(知)が集まるメディアであり、 揺れについて学ぶ「カレッジ」(学び)であり、 揺れと日々の暮らしの関わりを考える「ビレッジ」…
2016年04月10日更新
防災に関わる私が『想像ラジオ』を無視できない3つの理由 あじー なぜいま、災害作品レビューを書くのか 東北地方太平洋沖地震の発生から5年が経ちました。私たちは震災を契機に地震や災害とどう向き合うべきなのか?いまだ確実な答…
2015年10月02日更新
被災、という言葉と、復興という言葉。防災ということを考えるにあたって、直後の災害対応について考えるだけでなく、より長い時間軸、人や街や共同体が新しい姿を模索していくことを中長期的な視点で捉えることは、このユレッジというプ…
2015年08月09日更新
2015年3月、仙台にて開催された国連防災世界会議でIT DARTのワークショップに参加してユレッジにてレポートしました。8月8日、一般社団法人情報支援レスキュー隊(IT DART)が創立され、その総会とワークショップが…
2015年03月27日更新
J-SHIS 地震ハザードステーションでは、様々な情報をAPIの形で提供しています。J-SHIS Mapで実際に利用している統計データを、一般の開発者にも使える形で提供しており、地震防災に役立つAPIとしては、代表的なも…
2015年03月15日更新
事前にご案内の記事も書きましたが、仙台では3月14日より国連防災世界会議が開催されています。今回、一般向けに用意されているいくつかのパブリックフォーラムのうち、ユレッジでは情報支援レスキュー隊(IT DART)のプログラ…
2015年03月07日更新
こんにちわ。ユレッジ編集長の加藤康祐です。皆さん、この3月に国連防災世界会議というのが仙台で開催されるのをご存知でしょうか。2015年3月14日から3月18日までの期間、第1回(1994年、於:横浜)、第2回(2005年…
2014年05月24日更新
取材:加藤 康祐 茨城県つくば市に防災科学技術研究所はあります。今回、ユレッジでは、この防災科学技術研究所を見学させていただきました。災害と一口に言っても、様々な種類があります。地震、火山、気象、土砂、雪氷と言った様々な…
2014年03月20日更新
【A】今回は予告通り、J-SHIS Mapで今一番HOTな地図といえる「長期間平均ハザード地図」についてご紹介したいと思います。 【J子】以前紹介した「確率論的地震動予測地図」もそうでしたが、またまた長くて覚えにくい名前…
2014年03月17日更新
【A】数回に渡って「全国地震動予測地図(≒J-SHIS Map)」についてご紹介してきました。これまでさらっと流してきましたが、J子さん、「地震動」について正しく説明できますか? 【J子】え?「地震」のことじゃないんです…
2014年02月12日更新
アイデアの実現可能性、そして、ハッカソンという方法論によるそのアイデアの実現可能性、それらが地震防災にどう役立つのか。ユレッジではアイデアソンに続き行われた「Race for Resilience」のハッカソンを、スター…
2014年01月11日更新
2014年1月10日、世界銀行東京事務所にて開催されたRace for Resilience アイデアソンを取材に行って来ました。Race for Resilienceは、2014年2月、世界銀行 東京防災ハブの立ち上げ…
2013年08月08日更新
【J子】最近、友だちのS子が八王子に引っ越しまして。聞くと、J-SHISを見て地盤がいいからってそこに決めたみたいなんです。「どんな地震が来ても揺れにくい場所だから安心〜♪」って言ってました。 【A】J-SHISを使いこ…
2013年07月10日更新
【A】今日は先日発表された地震ハザードステーション(J-SHIS)の新機能「地震ハザードカルテ」をざっくりとご紹介したいと思います。 【J子】ほー、カルテですか。カルテって聞くと、病院のカルテを連想しますけど。自分専用の…
第3回:Blabo! × ユレッジ コラボ企画 世界一地震が起こる日本を、世界一被害が生まれない国にするための防災アイデアレビュー 【A】前回ご紹介したJ-SHIS Mapで断層情報が見れる件、関西在住のお友達に教えてあ…
2013年04月30日更新
第2回:J-SHIS Mapを使って、今いる場所の断層情報をチェックしてみよう 【J子】最近、大きめの地震が続いていますね。これはなにかの前触れなのかな?と思うと、ドキドキしちゃって。テレビでも「大地震の引き金となる可能…
2013年04月09日更新
第1回:防災のための基礎情報をスマフォアプリでGET! 【A】東北地方太平洋沖地震から2年が経ちましたね。震災を経験して、日常生活でなにか変わったことはありますか? 【J子】防災グッズや保存食を家に常備したくらいでしょう…